受験された皆様、お疲れ様でした。
今回の試験は、制度変更前最後の試験でございましたが、その影響か非常に難しく、合格率も非常に低いものでございます。

私自身も今回の試験を実際に受験しておりますので、受験生目線で解説しようと思います。

目次

第157回 日商簿記2級の試験内容

今回出題された問題は簡単に説明すると次の通りです。

第1問 仕訳5問(配点20点)
1.売買目的有価証券の売却と端数利息
2.手形の更改
3.仕入割引
4.修繕引当金(収益的支出と資本的支出)
5.その他有価証券の税効果会計

第2問 リース会計の総合問題(配点20点)

第3問 製造業の損益計算書(配点20点)
※一部貸借対照表含む

第4問 費目別計算の仕訳(配点20点)

第5問 標準原価計算(シングル・プラン)(配点20点)

第157回 日商簿記2級の難易度

今回の試験は、比較的簡単な第1問、第4問、第5問で点数を確保、第2問、第3問は部分点を稼ぐことが合格のカギとなりました。

第2問の処理が非常に面倒で、非常に時間のかかるものでした。
試験終了後にTwitter上では「リース資産を燃やすな」との多数のツイートがあり、私自身も非常に共感いたしました。

また、第3問は製造業の財務諸表が出題されており、3月の取引と決算の処理をする必要がありました。

第1問10分、第4問15分、第5問15分の合計40分程度でそれぞれ解ける難易度でしたので、残り80分で第2問と第3問をじっくり解けると良いペースかと思います。

なお、試験内容(問題)の解説は「パブロフ簿記」様の記事よりご確認ください。
https://pboki.com/pass/157boki2.html

第157回 日商簿記2級の合格率

日商簿記検定の合格率は各商工会議所で集計されたのち、全国平均が公表されます。

2021/04/26更新

公表された合格率は約8.6%でした。
これは過去最低の合格率であり、直近10年間の平均合格率が28.27%、直近5回の平均合格率が22.36%であることを考えると、非常に低い合格率でございます。
日商簿記1級の平均合格率が10%前後ですので、1級に並ぶ合格率ということになりそうです。

私自身が受験した堺商工会議所では、12名が合格しておりました。
堺商工会議所では合格率が公表されておりませんが、受験番号から見て最低でも120名は受験していましたので、こちらの合格率も10%未満であると推測できます。

行政書士試験一発合格者が合計学習時間「約50時間」で受験した結果。

冒頭より私も受験した旨記載しておりますが、業務の都合で学習時間をあまり確保することができず、合計学習時間は57時間(下記ツイート参照)でした。

私自身、個人事業者の記帳代行業務を受任しております。
他の受験生に比べて実務経験はございますが、正直直近で詰め込んで挑んだ試験となりました。

先日、合格発表があり、無事合格しておりました。
初受験でこの難易度は正直驚きました。
決して高得点と言えることではございませんが、工業簿記(問4と5)で満点を取ることができ、なんとか合格というところです。

第157回 日商簿記検定2級 まとめ

今回の試験は例年(通常)と比べものにならないレベルの難易度だったかと思います。
ネット試験では今回の第2問や第3問のような問題は現時点で出題されていないとのことですので、ぜひ諦めずにネット試験でリベンジしていただけたらと思います。

私自身、1級にも挑戦予定です。
Twitterでは行政書士試験や日商簿記に限らず、様々な情報発信を行っておりますのでぜひフォローお願いいたします。

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